たまにはまじめに。
俺の母親はめちゃくちゃ厳しい人だった。
昔から勉強しろってずっと言われてた気がするし、友達の家泊まりたいって言っても絶対だめだった。
周りの友達が泊まりで海行ったりするときなんてかーちゃんおっかなくて、行きたいなんて言えなかった。
高校に入って反抗するのやめた俺は隠れていろんな事してた。
いい子になって頑張るねって言っておいて。
多分全部わかってたんだと思う。
誰かに聞いたり、偶然見ちゃったり。
何度もかーちゃんがっかりさせたと思う。
高校卒業して東京にでてきてかーちゃんは優しくなった。
なんか照れくさいくらい。
大切に思ってるんだよ。とか私の宝物だよとか言ってくれるようになった。
中学生の時にかーちゃんの部屋で俺の小さいときの写真を見つけた。
なんか恥ずかしかったのだろうか、俺は破ってゴミ箱に捨てた。
あれから何年がたったんだろう。
仕事初めて地元に帰るたびにかーちゃん少し痩せたなーとか、寂しくないのかなーとか思うようになってきた。
そんなかーちゃんがこないだ病気になって手術した。
病気って。って聞いたの他の人から聞いた。
なんで言わないのかって。
聞くまでもなかった。
ただ心配かけたくなかったんだろうし、迷惑かけたくなかったんだと思う。
夏くらいから検査したりしていたみたいで、なにも知らなかった。
何歳になってもかーちゃんはかーちゃん。
子供の心配ばっかりで自分の心配なんてって思ってるみたい。
無事。手術がうまくいって退院したよって聞いて実家に行ってきました。
お腹が痛いって言って座ることもなかなかできないかーちゃん見て目が合わせられなかった。
心配だけどきっとすぐ元気になることを願っているよ。
元気になったらまた家族みんなでどこか旅行へ行こうね。
セロテープで張り付けられたあの写真は恥ずかしいからどこかわからない場所にしまってください。
写真は実家です。
